シース熱電対とは、金属シースと熱電対素線の間を高純度マグネシア粉末で固く充填し、気密状態に仕上げられた熱電対の事をいいます。 シース熱電対には、下記の特徴があります。 応答速度が速い 保護管付き熱電対に比べて外径を細くする事ができるので、小さな測定物にも挿入できます。 また、熱保有量が極めて少ない為、微小な温度の変化に対して、応答性が優れています。 優れた曲げ特性・衝撃特性・耐食性 シース外径の5倍以上の半径で屈曲できるので、取付や設置などが比較的容易にできます。 また、機械的強度もあり、熱電対素線が外気から遮断されているので、酸化及び腐食性雰囲気での使用にも耐えます。